ただひたすら泣いた


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私はすごい田舎で育ち、
幼い頃は忙しい両親にかわり
曾祖母が面倒を見てくれていました。

ごはんも作ってくれたし
手芸は曾祖母から習った。
一人でごはんを食べることなんて
全くといっていいほどなかった。

けれど高校ではじめて田舎をでて
私は夜まで好き勝手遊んでいた。

そんな私にある日、曾祖母が
「夜ごはんを一緒に食べよう」と
言った。
私はその言葉に「勝手に食べればいいやん」
と突き放した。

その翌日、曾祖母が亡くなった。

情けないことに私は、そのことを新聞で知った。

その新聞には私の知らない
曾祖母の事情や家族のことが記されていて
私は現実を受け止めきれなかった。

曾祖母がなくなったことを実感したのは
白い肌をしていた曾祖母が
土気色で、棺に入っているのを見たとき。
そして手をにぎると
一昨日まで料理を作ってくれていた手が
冷たく、固い。
そのとき初めてボロボロ泣いた。
曾祖母の手はそれ以上握れなかった。
ただひたすら泣いた。

そしてその夜父から家のおいたちを聞き、
自分は家族にどれだけ守られてきたのか知った。
それからは真面目に勉強し、
今年就職しました。
これからは、家族に恩返しをしたい。
一番恩返しをしたかった曾祖母は
もういないけど…
曾祖母のおかげで、今私は家族を
とても大切に思えます。

どうか皆さん、家族を大切にしてください。
「ありがとう」は
その人がいるからこそ伝えれる言葉だから。

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