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更新日: 2012年11月29日

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私の初めての恋人。

手術の痕だらけの体を見て、あなたは驚くこともせず「よく頑張ったね」て言ってくれた。人と歩き方や顔の造りが違う私に「今も可愛いけど、これからもっと可愛くなるね」て言ってくれた。私の隣にいることで嫌な目で見られるかもしれないと言う私に「そんなやつら殴る。○○は自慢出来る彼女だから」て言ってくれた。危険な手術に行く日に「お前は死にに行くんじゃない。前向くために行くんだろ?何も出来なくて悔しい。でもずっと信じてるから」て言ってくれた。

いつだって私を愛して背中を押してくれたあなた。いつも救われっぱなしだけど、私にもひとつだけあなたを救えることがあるんだ。

傷つけてしまうのが怖い、と初めてあなたに別れを切り出された時、私は最後になるかもしれないと思ってすべてを伝えた。

「優しくて弱いあなたを幸せに出来るのは私しかいないって自信があった。あなたとしか、みんなで笑いあえる家庭は作れないと思ってた。」

そう言ったら、あなたは子どもみたいに泣きじゃくったね。

親が離婚して、乱暴なところのあるお父さんに育てられたことは、あなたの唯一の闇になってる。反対に私は笑いの絶えない家庭で育って、家族の素晴らしさは誰よりも分かってる。だから私は私の方法であなたの闇を無くしていこうと決めた。
今まで出会った人たちが誤解したまま離れていって、あなたも理解してもらうことを諦めるのに慣れてしまって、冷たく笑っている姿を見るのがつらかった。

私があなたに『愛』を教えようと思った。

私は今幸せです。あなたが隣にいて、お腹の中には愛しい存在がいる。
友達や親は私にはあなたしかいないって言う。私にもあなたにとってそういう存在ですか?
これからも弱いところを支え合う、そんな二人でいようね。