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更新日: 2012年11月20日

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祖母が死にました。私の両親は私が5歳の頃に離婚し母親が出ていきました。父親は単身赴任で不在。私と兄二人は祖母に育てられました。

参観日や卒業式、うちだけばぁちゃん。キラキラ光るお母さんたちにまじって、老いてるばぁちゃんが恥ずかしくて、「来ないで!」ひどい言葉を言ってました。毎日朝早く起きて作ってくれる朝御飯も「ほしくない!」反抗ばかり。

私たちが就職や結婚で、家を出る頃、祖母は80歳。私たちがいなくなったら張りのない毎日だったのか。すぐに認知症。

進行は緩やかだったけど色んなこと忘れていって。脳梗塞も煩い入院して。お見舞いにいっても、元気がなく、「だぁれ?」って、私らのこと忘れてる。89歳になり、いよいよ、体も弱りご飯も食べれず体はどんどん劣ろっていって。とうとう、死んじゃった。一人で。誰にも気が付かれずに眠るように。

なくなった日病室の整理をしてたら、手紙が出てきた。

○○、○○、○○、(孫の名前)ばあちゃんは、脳梗塞を煩い色んなことがわからなくなってます。年を取るのは、やだね。なさけないよ。でも、あなたたち三人の孫を育てたことは昨日のことのように思い出されるよ。

いまの私の願いは孫たち三人が一生幸せに元気でいてくれることです。祈ってます。

涙が止まらなかった。もっと、優しくしとけばよかった。もっと、色んなこと話せばよかった。会いに行けばよかった。

大好きだったのに、生きてる間は伝えられなかった。
親孝行したいときには親はなし。その通り。

ばぁちゃんは、幸せでしたか?さみしくなかった?

ごめんね。今までありがとう。ばぁちゃんに育てられてありがたいよ。ありがとうってつたえたいよ。
ばぁちゃんがどんどんちいさくなっていくのみるの辛くてお見舞いに行かなくなった。後悔ばかり。

大好きだよ。ばぁちゃん。そして、ごめんね。

次会うときはきっと、優しくするからね。仲良くしようね。ごめんね、ありがとう。ばぁちゃん。