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更新日: 2012年11月19日

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今年、父が旅立ちました。まだ、60という若さで。
末期の食道癌でした。気付いた時にはもう遅くて。

何も出来ずに痛みを和らげる緩和治療になると言われてから、覚悟はしてました。
だから出来るだけ病院に通ったし、デジカメを常に置いて写真も沢山撮りました。父に繋がる沢山の人を病院に呼び、来てくれた友人とは写真を撮っては嬉しそうに写真を見る父が好きでした。
それでも最期は看取れませんでした。

私が帰った後すぐ。
母親から連絡が来て、病院に引き返してる時でした。
きっと強がりな父の事だから、最期の姿を見せたくなかったんだと思います。
だから、長年連れ添った母親にしか見せなかったんだと思います。

自分に出来る事をと思ってやっていたけれど、今になると「あれをやっていれば」、「これをしていたら」と次から次に出てきます。
その中でも1番はやっぱり。
私の結婚式で泣かせ、孫を抱かせたかったです。
兄は今年子供を授かり、父はその孫を抱きしめ可愛がっていました。
私もそれをしたかった。
仕方のない事かもしれないけれど、そんな事で兄に嫉妬をしてしてしまう私が嫌でした。

それでも来年、結婚式が決まりました。
もちろん母の隣に父の席を用意します。
バージンロードは私と母と亡き父の三人で歩きます。
頑固で強がりな父を泣かせてやりたいです。
泣いて喜んでくれたらいいな。

それが、私のやりたかった最大の親孝行だと思ってます。

ここまで読んでくれてありがとうございます。
父がいなくなって、沢山泣きました。
沢山後悔がありました。
でもやっと。
親孝行が出来るんじゃないかな?と思ってます。