本ページはプロモーションが含まれています。

更新日: 2012年11月17日

post

高3の春、大好きだった祖父が亡くなりました。
高3で進路を決める時期、考えたくなくて逃げてました。

祖父が脳梗塞で倒れる2週間前祖父の家にいったとき祖父に「お前は子供の頃身体が弱くて入院ばかりしてたけど、大きくなったら看護婦さんになりたいって言ってたんだぞ。」と言われました。私は「そんなこと忘れちゃったよ。」と答えました。
それが祖父とした最後の会話でした。

失語のため会話ができなくなってしまった祖父。でも、私の言うことはわかって私の手を力強く握り返してくれました。
「中学生になってから部活三昧で遊び行けなくてごめんね。おじいちゃん大好きだよ。元気になったらみんなで一緒に暮らそうね。」
部活が終わってから毎日病院に通いました。
ただ、祖父に会いたくて。元気になって退院できると信じて。

入院して2ヶ月後祖父は息を引き取りました。
テニスの県大会の日、中学生のときから夢だった北信越大会の出場が決まった日でした。

おじいちゃんが叶えてくれたんだね。
冷たくなった祖父の隣で涙が枯れるまで泣きました。おじいちゃん子だった私には今までの人生で1番辛かった出来事。

…あれから8年、私は今看護師5年目になりました。
今の私がいるのはあなたのお陰です。