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更新日: 2012年11月10日

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学生時代、親には本当に迷惑をかけた。特に母。

母とは仲が良かった分、衝突すると酷い暴言を吐いたりもした。こっそり部屋を覗くと、隠れて泣いてたりもしてたよね。本当にごめんなさい。

そんな私も結婚し、子供を産んだ。
母は孫を本当に可愛がってくれた。

ある日、実家で捜し物をしていると大量のアルバムを見つけた。開いてみると、どれも私ばかりだった。

ピントがずれていたり、全然可愛くない写真も全て綺麗にアルバムにしてあった。

母は私を産む前、妊娠8ヶ月での死産、その後三度の流産を経験していた。

だから私を妊娠した時は、また悲しい事にならないように長い入院生活をしなくちゃいけなかった。

それに加え、普通分娩だと難産になるだろうと言われ、迷わず帝王切開を選んだそう。

だから、私が無事に産まれてとてもとても嬉しかったんだって。

母に聞いた。

「ねぇ、ママ、私が産まれてどう思った?」

母は少し考えて

「”生きてる”って思った。」と答えた。

そんな当たり前なようで、奇跡みたいな事。
辛い経験をしたからこそ、思える事。

私は母にたくさん感謝した。
ううん、今でも感謝している。

どんなに反発しても、いつもたくさんの愛で私を包んでくれた。力強く守ってくれた。